みなさんは「営業職」と聞くと、ものすごくキツイ仕事だという印象を抱きませんか?
外回りと数字に追われる毎日の中で、契約数が少なければ家族や親しい友人にまで営業をかけなければならないような、そういった精神的なしんどさが一番イメージしやすいのではないでしょうか。
そういう気持ちになるまでに、人それぞれいろんな背景がありますよね
今回は、そんな営業がキツくて辞めたいあなたに!
同じ様に辞めたくて悩んでいる人たちの原因や対策、さらに転職時に営業経験を活かせる業界をご紹介!
転職支援サービスを紹介する記事はググれば腐るほどあるので…
僕ならではの目線で書かせてもらいます!
辞めたくなる理由
営業を辞めたいと思う理由はもちろん人それぞれだとは思いますが、ビギナーの営業マンと熟練の営業マンではその主な理由は大きく異なります。
熟練度 | 現状 | 主な理由 | 結論 |
ビギナー |
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営業を辞めたい |
ベテラン |
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ビギナー営業マンが辞めたい理由
- 成果があがらない、不安定
- ノルマが厳しい
- 飛び込み・テレアポが苦手
- 残業が多くて嫌
とは言え、経験の浅いビギナー営業マンの方の多くは、成果が上がらなかったり業績が悪くなった時、周りからの風当たりの強さを感じるとモチベーションがゴリっゴリに下がってしまいますよね。
フルコミ営業(完全歩合制)だとなおさら、業績=収入に直結するため、生活そのものが不安定に。
その上、急な顧客対応により残業をせざるを得ないこともよくある業界。
営業はお客様主導だからこそ、働く人にとっては負担が大きい職業だといえますね。
当たり前ではありますが、もちろんノルマという数字の圧を毎日毎日感じなくてはなりません。
仕事に慣れていない期間だったり、飛び込み営業やテレアポに苦手意識のある人は特にですが
と思う様になってしまう人もいるのではないでしょうか。
営業の苦手意識も、なぜ苦手なのかを細分化して考えていくと、人によって様々であることがわかります。
- コミュニケーションが苦手
→ 成績がいい人の話し方や所作を真似る - 特定の年代が苦手
→ 反応の傾向と対策を練る - わかりやすく説明するのが苦手
→ 言葉だけでなく視覚的に訴求できる資料を作る - 担当している商材が苦手
→ 多角的な視点で、さまざまなユーザーにとっての利点を想像する練習をする - 上司や先輩などの職場環境が苦手
→ 人事異動願を出す、さらに上の役職へ相談する etc
もちろんこのほかにも理由があると思いますが、大体のことは努力や行動次第で何とかなるもの。
今自分が苦手だと思う理由が明確にわかれば、どう対処すべきか・辞めなければ解決しないのかが自ずと見えてきます。
ベテラン営業マンが辞めたい理由
- 商材がよくない、苦手
- 会社と営業方針が合わない
- 非対面対応が苦手
- 営業職は極めたし、やり切った
積み重ねた経験で各企業とのコネクションが出来上がっているからこその苦悩もあるでしょう。
他社競合新商品と比べて明らかに優位性のない商材が担当だった場合、商品開発に一枚噛んでいない限り営業の立場ではどうもできません。
今後の契約は打ち切らせてもらいます。
なんて言われてしまうかもしれませんよね。
今後の関係性を危ぶみ、自信を持って売り込むことができなくなってしまいます。
そして、ベテランであればあるほど ”自分のやり方” で業績を伸ばしてきた人がほとんど。
所属・提携する企業との営業方針の違いが大きな要因となりそう。
<実例:僕が携帯業界で働いていた時の話>
今日「買う」と言わすまで絶対帰すな!!!
という店長からの圧を、月末になるたびに感じながら働いていました。
僕は話半分に聞いていたのでへっちゃらだったんですが、常に系列店舗内でも上位に入るほどの成績だった同僚は、その押し売りに近い営業方針に耐えかねて辞めてしまいました。
彼女は営業販売の仕事自体を辞めたかったわけではなく、営業方針の違いが本当の辞めたかった理由。
転職後の現在は医療機器の販売に携わり、お客さんの購買意思に寄り添いながらもメキメキ業績を伸ばしているそうです。
コロナ禍で急速に増えたリモートでの商談も辞めたくなる理由として考えられます。
例えば化粧品・アパレル・寝具など、実際に試してみた時のフィット感や触感・質感を通じて与える感動的な顧客体験というものは、見た目と説明だけでは伝わりにくいもので、商材と非対面営業の相性の悪さを考慮しましょう。
「やり切ったから次のステップに進みたい」という理由も多く挙げられます。
継続して勉強したり、向上心の高い営業マンだからこそ、ストイックに自らのスキルを磨いて成長したいと考える傾向にあるようです。
職場環境も、商材に関しても全く問題がなく、フルリモートでも完全に対応できて成約にもしっかりつながっている。
でも辞めたい。なぜならば、
といった具合に、次のステップとして独立・起業を考えたり、全く異なる商材を取り扱う営業への転職を考えるわけです。
特にキツイと言われる業界・向いてる人の特徴
どんなことにも人によって向き不向きがありますよね。
キツイと言われている業界の中でもやっていける様な、営業適性のある人とはどんな人なのでしょうか?
- コミュニケーション能力がある
- 人と話すことが好きである
- 向上心を持っている
- 人からのアドバイスを素直に聞ける
- 継続して勉強できる
このような人ならば、キツいと言われる営業職の中でも生き抜くことができる素質があります。
また、営業の中でも「特にキツい」と言われる業界は以下の3つです。
- 不動産営業
- 保険営業
- 人材営業
厚労省の発表によると、令和三年度の平均残業時間は13.2時間。
それぞれの業界においての仕事内容やキツイと言われるポイントと共に、残業時間も調べてみました。
不動産営業のキツイ理由と向いている人
- 企業例
…野村不動産、レオパレス21、 東急不動産、三井不動産、積水ハウス不動産、日鉄興和不動産、近鉄不動産、東急リバブル etc - 仕事の内容
< 不動産物件の販売・賃貸仲介・売買仲介 >
住宅販売、不動産投資の営業、売主と買主の間に入って商談をまとめるなど、多岐にわたる。 - 向いている人
…責任感のある人
メンタルが強い人
とにかくお金を稼ぎたい人
フットワークが軽い人
不動産という高額な商材なので、頑張れば高収入を実現しやすいという利点がありますが、その反面、お客さんも真剣に悩むので、他の職種と比べるとクレームが多い傾向にあります。
時には設備の故障や水道トラブル・騒音などの入居者の不満が、管理会社だけではおさまらず不動産会社にまで飛び火することもあるんだとか。
営業時間関係なくクレーム対応が必要なケースもあり、上位10社のうち無回答を除く9社の残業時間も 平均22.4時間 と全体の平均時間よりも多め。
責任感のない人にはできないお仕事です。
また、多くのお客さんの休日である土日祝日に仕事を行なうことが多いだけでなく、お客様の都合に合わせて対応しなければならず、急な業務時間外労働を強いられるなんてことも。
インセンティブが高額になるので、とにかくお金を稼ぎたい!という思いが強い人や、突発的に予定が入っても苦にならないフットワークの軽い人は不動産営業に向いていると言えます。
保険営業のキツイ理由と向いている人
- 企業例
…かんぽ生命、日本生命、日本郵便、明治安田生命、東京海上日動火災保険、損害保険ジャパン、メットライフ生命、三井住友海上火災保険 etc - 仕事の内容
< 保険商材の提案販売 >
お客さんが現状で抱えている不安点や、今後のライフプランをヒアリングして、担当商材から最適な保険を提案、契約にまつわる手続きを担う。 - 向いている人
…理不尽でも頑張れる人
メンタルもフィジカルも強い人
ロジカルな考えができる人
保険営業の一番のキツさは、ズバリ理不尽さ。
僕は全くそうは思いませんが、保険営業というだけで守銭奴の様な目で見られることもあるんだとか。
長い時間の面談の末、やっとの思いで申し込みまで漕ぎつけた!と思っても、お客さんの健康状態では加入できないことが最後の最後に判明する…なんてこともよくあります。
自分ではどうすることもできない理由で成約に至らないことが多いので、こういう理不尽にもくじけない強いメンタルが求められます。
なかなか難しい問題なんですね…
また、少額ずつの支払いで契約を取ったとしても、合計金額を考えるとかなりの金額に。
それだけの支払いをすると考えた時、お客さんはいつも以上に慎重になるため、ロジカル(論理的)な思考をもってお客さんを納得させられなければ成約には至りません。
テレアポや飛び込み営業、ターゲット会社の社員が通るのを待って声をかけるなど、体力と精神が磨耗する営業スタイルが良しとされていることもしばしば。
契約が取れない時は休日返上で面談を入れたり、友人に片っ端から声をかけて営業したり…。
とにかくしつこくてタフじゃないと務まらないお仕事です。
どのくらいのしつこさかというと、路上スカウトマンくらい。(言い方)
平均残業時間は上位10社のうち公開しているのは6社で、 9.9時間 と全体の平均よりは少なめ。
タフさが求められる業務なだけに、残業時間が少ないことは唯一の救いだと言えます。
人材営業のキツイ理由と向いている人
- 企業例
…パーソルテンプスタッフ、リクルートスタッフィング、マンパワーグループ、テクノプロ、UTエイム、日総工産、ヒューマンリソシア、アウトソーシング etc - 仕事の内容
< 人材紹介、人材派遣 >
派遣会社に登録したスタッフが希望する条件を詳しくヒアリングして希望に見合う派遣先を紹介する。
時には求職者と採用担当両方の希望を擦り合わせ、妥協点を見つける必要も。 - 向いている人
…他人に興味を持てる人
相手の立場に立って考えられる人
情報収集が得意な人
単純作業でも楽しさを見出せる人
派遣スタッフと派遣先の要望をしっかりとヒアリングするためには、相手に興味を持ち、相手の立場に立って考えることがとても重要です。
求職者が勤務開始した以降のメンタルケアなど、スカウトマンの仕事と通ずるものがありますね。
- キツいポイント
求職者に派遣先企業を、反対に派遣先企業に求職者を。
双方に向けて売り込むお仕事なので、そもそも営業自体に苦手意識のある人にはとてもキツく感じるでしょう。
また業界の特徴として、参入するハードルが低いが故にベンチャー企業が多く、中小企業・個人事業主がひしめき合う業界。
中小企業や個人事業主の場合だと、1人であらゆる業界・企業の担当を割り振られるのが当たり前です。
常に様々な業界での動向について把握しておかなければ、企業からの要望に対応できなくなることもあるため、それ相応の情報収集力が試されます。
新規参入社が多数出てくるということは、競争が激化に伴って仕事内容が激務化しやすいということ。
そのわりには「儲けが少ない」なんてことも言われています。
次に、残業時間について、就活情報サイトにて調べようと思ったのですが…。
上位10社に限った話ではなく、65件あった検索結果の中で残業時間を公開していたのは、たったの7社しかありませんでした。
このデータから、「正直に回答するとマイナスイメージになるから、回答しないぞ」という風に見えるため、残業過多・高離職率・隠蔽体質な社風の可能性があるように思えます。
そして、「人手が足らない」という企業は掃いて捨てるほどありますから、それだけ多くの派遣先企業を相手にしなくてはなりません。
新規顧客開拓のため、テレアポと訪問を繰り返すことが単純作業に感じるのもしんどいポイント。
派遣スタッフと派遣先企業の採用担当との板挟みになり、精神的なストレスが重くかかる場合もあります。
両者にとって最適解を見つけるのが人材営業の役目。
“クレーム”と捉えるのか、”要望”と捉えられるのかがカギです。
辞めたくなった時の対策
一口に「辞めたい」と言っても、転職後の収入への不安がちらついて簡単には決心つかないですよね。
- 転職したい理由を書き出す
- それぞれ解決策・対策を考える
- 信頼のおける人に相談する
- 副業を自分の市場価値を考える
アウトプットの重要性
精神科医で作家、映画評論家である樺沢紫苑(かばさわ しおん)さんは以下の様に語っています。
インプットすると脳の中の情報や知識が増え脳内世界が変わり、アウトプットすることで情報や知識が記憶として定着し自分の現実世界を変えるものだと考えています。
〜 中略 〜
成長の手ごたえを感じられない人や頑張っているのに空回りしている人は、インプットが多くアウトプット不足に陥っているかも。
インプットとアウトプットの黄金比は3対7。
インプットの2倍以上 の時間を、アウトプットに費やすよう意識してみましょう。引用:リクナビNEXT
https://next.rikunabi.com/journal/20191203_d01_s/
つまり、❶辞めたい理由を書き出す(=アウトプット)を行なうことで情報を整理して自らの現状を客観視することができ、記憶として定着させることでより理解を深めることができるのです。
現状を細かくリストアップすると自身の課題の全体を把握でき、それを解決するためにはどう行動しなければならないか、考えるのが容易になります。
❷解決策を考えるのは、その思考の土台が出来上がってからにしましょう。
考え方のポイントは、「ナゼナゼ星人になること」です。
と勢いに任せて後悔したり、
と脳内で堂々巡りの問答をするよりも、❶で書き出したことを解決するためだと思考の方向性が定まっていると、「辞めたいな…」とただ悩んでいるだけの時間も短く済みます。
<具体例>
次に、書き出してはみたものの、自分なりに思考を巡らせても全く対策が浮かばなかった場合の話をします。
こんな時は、大人しく第三者の力を借りましょう。
相談相手の経験が参考になるというのももちろんありますが、 ❸相談 をするには誰かに現状を「話す」必要がありますよね。
話すことも立派なアウトプット。
話しているうちに思考の整理が進み、納得のいく解決策を自力で見つけられることもあります。
市場価値を知る
ここまできたら、いよいよ❹自分の市場価値を考えるフェーズです。
社外に出た際の自分自信の価値をしっかりと認識することで、有利に転職活動を進めることができます。
そもそも市場価値というものは、
という企業側の需要に対して、
という求職者が何人いるのか?という供給量によって価値が決まります。
したがって、応募する企業はどんなスキルを持つ人材を求めているのかを把握して、自分にはそのスキルがあるのかをしっかり理解することが大切。
みなさんは、市場価値を考える上で大切な能力、ハーバード大学教授:ロバート・カッツが提唱した「カッツの3能力」をご存知ですか?
- テクニカルスキル
…知識や技術など、業務遂行するための能力 - ヒューマンスキル
…チームの一員としての対人関係能力 - コンセプチュアルスキル
…俯瞰的に考え、本質を理解する概念化能力
(例:関係のなさそうな事象についても多角的な視野で考えて共通点を探し、自社ビジネスに応用する など)
上記の3能力のことを指していて、どの業種においても通用するポータブルスキルのことです。
この「カッツの3能力」に加えて、「経験」と「業界・業種」のスキル需要が掛け合わせたものが市場価値になります。
簡単に言えば、どれだけ企業に求められる人材であるか?という指標。
自力で求職者の傾向を調べるのには限度がありますから、転職のプロである転職エージェントを利用するのがダントツでおすすめ!
引用元:イーデス
https://www.a-tm.co.jp/top/job-change/tenshoku-agent/
どの転職エージェントを選ぶか迷ったら、こちらを参考にしてみてくださいね!
営業経験が活かせる業界
ここまでの内容を参考に、
営業をやめなきゃ解決しないよぉ〜
という結論に至った人に向けて、転職先でも営業経験を活かせる業界をまとめてみました。
営業に関連するスキルを活かす
- 営業事務
- 販売職
- 人事
- 企画・推進
- マーケティング
営業事務
営業担当が取引先との交渉に注力できる様に、営業における事務作業を社内で処理するお仕事。
簡単に言えば、営業サポート・営業アシスタントです。
電話・メール応対の他にも、請求書などの依頼書の作成や、会議資料の作成など会議準備、発受注データや顧客データの登録、出納管理などが具体的なお仕事。
基本的にマルチタスクでさまざまな案件・作業を並行して取り組むので、タスク管理スキルに自信のある方には向いていると言えますね。
事務作業とはいえ、納期の調整・価格交渉のため、社内外問わず人とのコミュニケーションが多い職業なので、ビジネスマナーや臨機応変に対応することが求められ、営業で培ったコミュニケーション能力を大いに活かすことも可能。
また、営業職として現場に出ていた経験によって、営業からの指示内容を解像度高くイメージできるアドバンテージがあります。
指示の意図を理解しやすく、細やかな気配りしてあげられるため、適切なバックアップやフォローをしてくれる「シゴデキさん」として働ける可能性も!
というような、やりがいを感じられないストレスはほぼ感じずに働くことができるでしょう。
販売職
ノベルティ配布や声掛け・接客販売、商品陳列やPOP作成、在庫管理と発注業務、レジ打ち、売上管理や開店閉店作業などの多様な業務を行なう業種です。
特定の商品を売り込むというよりかは、顧客のニーズにピッタリ合う商品を、数ある商品から選び出すようなお仕事です。
アパレルや食品小売業などが例に挙げられますね。
中でも、特に難しいと言われているのは家電やモバイル端末の販売で、特殊な専門知識を把握しておかなければ顧客のニーズに応えられません。
3〜6ヶ月もすれば新モデルが出るような業界なので、常に最新の情報を仕入れるなど勉強し続けることが苦にならない方にはとても向いています。
人事
入退社にまつわる業務や、面接、研修、社員教育にも関与する人事では、社内の「人」にまつわるお仕事を任される重要な役割です。
採用業務や労務管理、給与計算・勤怠管理、社会保険関係の手続きに加えて各種書類作成など、さまざまな業務を行なうお仕事。
新卒社員だけでなく中途採用の人にも接する機会のある人事部では、年齢や元の職業もさまざまな人と円滑なコミュニケーションができる必要があります。
税金や社会保険に関する知識が身に付くので、転職後は社会保険労務士の資格を取得すると更なるキャリアアップに。
また、法改正に伴う社内制度の再整備を行なう必要があるため、情報収集はマスト。
販売業と同様に、情報をアップデートし続け、継続して勉強することに抵抗がない方にはとても向いている職業です。
常に最新の情報を把握しておかなければ、社員からの質問にも回答することができません。
ここで、営業職で培った情報収集能力が物を言うわけです。
企画・推進・マーケティング
【営業企画と営業推進の違い】
戦略と作戦を描く営業企画、現場の推進策を打つ営業推進。
それぞれミッションが違うので、しっかり役割を理解して応募してほしい。
図はざっくりしたイメージで、会社毎に定義は変わる。
引用:X(旧Twitter)
https://x.com/izul_take/status/1483700566912118785?s=20
- 企画(戦略と作戦)
→営業が契約にこぎつけた仕事をどう運営するかということや、売上目標の設定などを行なう - 推進(戦術と後方支援)
→企画部の案を成功させるために具体的に何をすべきか、その行動にはどんな資料やツールが必要になるのかを考えて用意する - マーケティング(顧客ニーズを満たす行動)
→企画・推進が考案する際の基盤となるデータを、顧客からメールや電話・該当アンケートで収集し、商品が売れる仕組みづくりをする
市場調査やデータ集計、イベントの企画や販促物の管理、プロモーションの企画や運用などを行なうお仕事です。
新サービス・新商品の企画はもちろん、既存商材の改良を行なうのも役目。
市場調査してきたデータを踏まえて企画案を練っていくため、数字に強くて分析力がある人にはもってこいです。
企画書の作成時にはExcelやパワポなどを使用するので、事務職ではないですがMOS(Microsoft Office Specialist)の資格を所持している人にもおすすめです。
営業力を活かす
- 商社・流通業界
- サービス業界
- 広告・メディア業界
商社・流通業界
商社のお仕事は、あらゆる商材を取り扱い、買い手と売り手の間に入って取引の仲介を行なうこと。
流通では、メーカーや生産者から仕入れて消費者の手に渡るまでのお仕事を指し、いずれもいわゆる卸売店・スーパーやコンビニなどの小売店が主な担い手となります。
- 商品説明などの接客や会計処理、商品陳列や整頓、開閉店作業などが主な業務。
- リーダーや店舗責任者にもなると、店舗の売上やスタッフを管理する機会も増え、全体を俯瞰的に見渡すスキルが身につきます。
マネジメントスキルに自信のある方にはおすすめの職業です。
サービス業界
言葉の意味そのままではありますが、形ある物品を販売する仕事ではなく、無形のサービスを売るお仕事。
宿泊施設、医療や教育機関、運輸会社などが挙げられます。
窓口業務・電話応対・商品説明などの接客に加え、書類作成やデータ入力などの一般事務作業と並行して専門的な知識を要する業務が多いのが特徴です。
<具体例>
旅行業:乗車券・航空券の手配や行程管理、添乗業務や通過の用意など
金融業:口座開設や証券口座管理、海外送金の受付や外貨の両替など
医療事務:レセプト業務(保険者への診療費請求)やクラーク業務(診察券・カルテの準備・確認・運搬)など
業種によって業務内容がさまざまなので一括りには語れませんが、サービス業のどの職においても重要なのは第一に高いコミュニケーション能力、 次点で情報収集能力が問われます。
どの業種だとしても営業で培った能力は無駄にならないのが、サービス業です。
広告メディア業界
めっちゃ簡単に言うと、広告を消費者に届けるために必要なものを手配するお仕事です。
「広告」と言うとチラシやDM・テレビCMを連想するかと思いますが、新聞・雑誌の広告や、駅構内・電車内・バス停などの交通系広告、屋外広告などさまざまな広告形態があり、企業ごとに得意分野が異なります。
クライアント企業が出したい広告がより効果的になる様に提案したり、広告企画・イベントの制作運営や、広告を掲示する場所・時間帯を「広告枠」として販売する業務などを担います。
広告代理店が依頼主から注文を受けた際、広告制作会社・セールスプロモーション会社・イベント会社など、必要に応じて社外に委託することもあり、社内外でのやり取りがとても多い職なので、営業で培ったコミュニケーション力の見せ所です。
また、効果的な広告になる様なアイデア出しの業務も多く、企画力にも自信がある人にはとても向いています。
営業力を活かすなら断然ナイトワーク!
あえて別項として書かせていただきます。
夜間に営業する、とりわけキャバクラやホストクラブ、ガールズバーやラウンジなどの主に接待を伴う飲食店、デリヘルやソープなどの風俗店で勤務するお仕事です。
ナイトワークという言葉自体は、キャストとして働く人だけを指しているわけではなく、店舗運営に関わる黒服や経営者、キャストを紹介するスカウトマン、ガードマンやバーテンダー・送りドライバーもこのうちに入ります。
ナイトワークの合法性が心配な方はこちらの記事をご覧ください。
ナイトワークに向いている人
- サービス業・営業職の経験のある人
- 生活リズムが変わっても平気な人
- コミュニケーションが得意な人
- お金のためとしっかり割り切れる人
- お酒が強い人
キャストも裏方も基本的に人と関わるお仕事なので、サービス業・営業経験のある人はコミュニケーション能力が高いので、仕事をやりやすいと思います。
お酒を多量に飲むようになることと、生活リズムが夜型に変わることで、身体が急激な変化についていけずに健康を損なうこともしばしば。
それらをきちんと、
って割り切れる人は、ナイトワーク業界で強くたくましく生き残っていけるでしょう。
キャストのお仕事
夜の仕事と言うと、身を売る仕事だという理由でよくないイメージをお持ちの方もいらっしゃると思いますが、ナイトワークは「ちょっと特殊な営業職」と言えるんです。
キャバクラの仕事をイメージしてみてください。
- お客様と会話すること(=接客)
- お客様のタバコに火をつけること(=接待)
- お客様とアフターに入ること(=営業)
- お客様をお見送りすること
お酒を摂取することだけは他のお仕事にはないことですが、一般職の販売職や営業職の方がやっている仕事と変わりません。
ホストクラブに来る女の子の中には、現実が辛くて癒しを求めて来ている人も多くいます。
…このように、様々な心境で来店したお客様の潜在的な要望を、通常の会話を通して見極め、求められている言葉をかけたり行動をして喜んでもらう。
そういう夢の様な時間を提供するのがキャストのお仕事です。
自分という商材の「整った容姿」と「会話する時間」を売り込む職なので、高いコミュニケーション能力だけでなく、様々な客層に合わせた会話ができる様な一般教養が身についていることも必須条件。
売れっ子のキャバ嬢・ホストたちの中には、教養を養うために新聞を何社も取って毎日目を通しているという人も少なくないんですよ。
- コミュニケーション
- 一般教養
- 常に勉強し続けるスキル
- 観察力
営業として一般企業での社会経験を積んだ方なら、上記の能力はすでに身についており、キャストとしての適性は十分すぎるくらいにあります。
つまり、
ナイトワーク界隈は営業職の経験を活かせる場だと言えるんです!
裏方のお仕事
若いキャストが整った容姿できめ細やかな接客と営業をするキャストのお仕事。
営業職でキャリアを積んできた方の中には、こんなことを思う人もいるかもしれません。
そんな方にオススメなのがキャストを補佐する裏方のお仕事です。
具体的には、店舗経営しているオーナー・マネージャー・スカウトマン・黒服・ガードマン・送りドライバー・バーテンダーetc…さまざまな種類の職業があります。
スカウトマンの給与は、単純な紹介料だけではなくスカウトバックで成り立っています。
紹介したキャストが勤務を続けている限り、売り上げの一部を、永久スカウトバックとして店舗から受け取れるシステムのこと。
キャバクラなどの非風俗店への紹介は初回10日程度出勤を条件に紹介料のみを支払う買い切りが多く、風俗店への紹介の場合にこのスカウトバックがつく様になっています。
個人スカウトマンなら、上の図においての「天引き」分のスカウトマンの手に入り、紹介会社と提携しているスカウトマンなら、仲介手数料を引かれた残りを報酬として受け取れます。
詳細は以下の通りです。
引用:過去記事「【2023年】フルコミッション営業はなぜキツイ?原因と対策は?」
また、店舗名と共にバック金額が書かれたサイトもあるので、リアルな金額を知りたい方は見てみるのもおすすめ。
店舗によりけりですが、ここに掲載されている金額の20%程度はスカウトマンの報酬になるようなイメージです。
参考リンク:高収入バイトwiki
スカウトマンには路上スカウトとネットスカウトの2種類がありますが、ネットスカウトが安全に効果を出せて断然おすすめです。
気になる方は以下の記事をご参照ください。
キャスト・裏方に共通するメリット
自分らしい営業スタイルを貫ける
ナイトワークでは、フルコミ営業(=完全歩合制)のお仕事が多くあります。
フルコミ営業では基本的に業務委託という形式で個人事業主として働くので、営業方針も一任してもらえることがほとんどです。
営業業務を社外にお願いして外注する営業代行サービスや販売代理店のようなイメージを持っていただくとわかりやすいと思います。
例えばホストなら、【「店内で過ごす時間」という商品を営業販売する業務】を一個人事業主として受注しているということ。
完全なる実力社会なので、実績さえ出ていればやり方は何でもよく、学歴・年齢・経歴を問わず働けますし、いい意味で顧客を自分で選べます。
固定給の企業のような、売上管理を名目に上司から営業方針についてしきりに口を挟まれるという心配もありません。
外注化についてもっと知りたい!という方はこちらの記事をどうぞ!
フルコミ営業についてもっと知りたい!という方は、こちらの記事をご覧ください。
シンプルに高収入
例えばスカウトマンとして仕事をする際、紹介先の店舗は多ければ多いほど選択肢が広がるので、より客層の幅が広がり、高収入を狙える様になります。
一見するとキャバクラや風俗店などの店舗数は多く、たくさんの企業と提携するのは難しい様な気もしますが、一般企業の営業が相手にする企業数と比べれば全然少ないですよね。
加えて、頑張ったら頑張った分だけの報酬をもらえるのがナイトワークのいいところ。
昇給や手当なども多数あるので、頑張り次第では一般的な会社役員クラスの月収なら稼げることもあるでしょう。
頑張りすぎて、最近は金銭感覚バグってきたな〜って感じてます 笑
人脈が増やせる
夜のお店には、業界や職種を問わず様々なお客様がいらっしゃいます。
一般企業で勤めているだけでは出会えない様な業界の人々とのコネクションが築ける点も大きなメリットと言えます。
会社の経営者や幹部など、ハイクラス層のお客様も来店されるため、考えてもみなかったビジネスチャンスが舞い込んでくることもあるでしょう。
もちろん、魅力的な女性との出会いの機会もゴロゴロありますよ。
キャストと従業員という関係性だと、スタッフ間の恋愛禁止という規則を設けているお店もあるので注意は必要ですが、そういう関係抜きにしてもナイトワークに従事することで女性の扱い方が上手くなるので、恋愛・結婚にも役に立ちます。
まとめ
ナイトワークは身体的にも精神的にもストレスの多いお仕事ですが、営業経験を活かすことができるだけでなく、頑張れば今までとは桁違いの収入が得られる頑張り甲斐のあるお仕事です!
- 営業職を辞めたい理由はビギナーとベテランで異なる
- 特にキツイ業界は人材・不動産・保険業界
- 辞めたくなったらまず理由を書き出してアウトプット
- 自分の市場価値を知ることで有利な転職活動に!
- 営業に関連するスキルが活用できるのは営業事務・販売・企画・推進・マーケティング
- 営業力で勝負するなら商社・流通業界、サービス業界、広告・メディア業界、ナイトワーク
- スカウトマンは自由度の高い働き方ができる
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「真冬の路上スカウトマンってしんどくない?」でおなじみの裏みこです!
つーか君は誰なん?裏みこってなんや!
ほんと先っちょだけ自己紹介いたします。
僕は、元々路上スカウトマンでした。
しかし挫折し、逮捕されてしまいました。
ネットスカウトで月300万稼がせてから
何人もの人を路上スカウトを辞めさせました。
中卒で学歴がなくても
「ネットなんてやったことない、PCですら操作はできない、、」
なんとか12時間の路上スカウトで食っていける生活
そんな「真冬に路上に立ちたくねえ」って方に見て欲しい
自分も路上スカウトしかやったことなかったけど「え?こんな方法あんの?」と知ったときにはびっくりでした
コンサル生は月300万以上はざら。
正直、やったら誰でもできると思います。
twitterを月1000円で雇う方法全部教えちゃいます。
コンサル生がなんで月300万
を稼げるようになったか、下記の記事で公開しています。
月300万円までの道筋を見てみる
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名前:裏みこ 専門:ネットスカウト専門コンサルタント(ネットスカウトを専門に10人以上教えた実績) 肩書き:元路上スカウトマンで路上に嫌気がさした! 7年間路上スカウトをしている先輩が「もう街なんか立ちたくない」っていうのをずっと隣で見ていたため、「なんで俺は毎日やりたくもない路上スカウトをしているんだ」と思い、SNSやブログなどのネットノウハウを勉強する。 しかし、路上スカウトで逮捕されてしまい、スカウトマンは引退。 その後、スカウトの人たちに間接的にでも携わりたいと思い、ネットスカウトを教える。コンサル生の実績は、教えて1日で面談が来出したり、1か月で150件面談が来たり、半年で月300万達成するなど、多くの実績を出してきた。 その具体的なノウハウは、 「twitterを月0円」、「tiktok1投稿100円」、「twitterやtiktok完全外注運用化で不労収入」、たった2週間で「月0件→月150件の依頼を来るようなSNS運用法」 を教えている。 現在裏みこは、ネットスカウトをコンサルをしながら「12時間路上に立つのは辛い」ということをスカウトマンの方々に伝承している。 得意分野は、ネットノウハウだが、地味に現役時代は路上でも月100万は稼いでいる。
裏みこってどんな人か見てみる!